縁の下の力持ちとして建築を支える。設備設計のやりがいと、長く働き続けられる環境。

現在、入社9年目の設備設計として活躍されている南さん。2回の産休育休を取得され、復帰された経験をお持ちです。今回はそんな南さんに、産休育休のときに感じた髙松建設の風土や、設備設計の業務内容ややりがいなどについて伺いました。


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転勤無しとワークライフバランス、面接での誠実さと明朗さが決め手に。

──設備設計の道を志したきっかけと、新卒時に髙松建設を選んだ理由を教えてください。

もともとインテリアなどに興味があったことから大学は建築学部に進学。ゼミでは設備について詳しく学びました。「住環境を良くする」「設備がないと建物として成立しない」という、縁の下の力持ちとしての役回りに面白さを感じ、設備設計の道を志しました。「建築全体を感じられる仕事がしたい」と考えていたので、就職活動ではゼネコンを中心にエントリーしていました。当社を選んだのは、ずっと地元に貢献したいと考えていたので、希望する勤務地に配属される点が一番の理由でした。あとは、説明会での雰囲気の良さが決め手になりました。説明の仕方が誠実で的確、かつ明るい雰囲気でした。「うちはここが凄い」という圧を押し付けるような感じもゼロで、“ここの仲間になって働きたい”と感じました。加えて、ワークライフバランスが整っているところも魅力でしたね。

──具体的な業務内容をお聞かせください。

受注前に意匠設計が「どんな土地に、どのような建物を建築するか?」のプランを立案します。それに対して「消防機器」「空調」、ビルの場合は電気容量が求められるので「キュービクル式高圧受電設備」といった必要なものを想定。それを別の部署に依頼して、設備に関わる見積もりを出します。受注後は、給排水設備や空調のルートの検討などを行います。実施設計の段階に入ると、協力会社がCADで詳細な図面を引いてくれるので、それを丁寧にチェック。施工が始まった後は、現場での質疑に対応したり、検査をしたりする業務を行い、引き渡しまで携わります。当社の設備設計の特徴は、多くのゼネコンが「機械」と「電気」にそれぞれにわかれる中で、当社は1人が一貫して手掛けているところです。

変更や制約の中で最適解を導く。設備設計に求められる調整力。

──仕事で、大変さを感じることはありますか?

施工後に変更が入ったときなどは、見直しと再検討を余儀なくされるので、苦労する場面があります。既に図面が決まっているという制約の中で、「どのように設備で対応するのか?」を考え抜いて実施する必要性があるからです。内容によってはメーカーさんと相談したり、サブコンさんとやりとりをしたりする業務などが出てきます。それを「工期」という決められた時間内でやり遂げなければならないので、大変さを感じることがありますね。ただ、試行錯誤しながら一つずつ課題を解決していく過程は苦労でもあり、この仕事の面白さでもあります。

──設備設計の仕事のやりがいを教えてください。

縁の下の力持ちとして、建築を支えているところです。受注前から竣工に至るまで携わる仕事なので、自分の考えていたことが現場でカタチになり、完成したときのやりがいは大きなものがあります。詳細なお話をすると、基本設計のときには、「こんな設備を入れてはどうでしょうか?」という提案が通ったときなどに、うれしい気持ちになります。次の実施設計に移ってからは、協力会社が図面を引いた「契約図」をチェック。「収まりが厳しい」といったときに、調整を担います。また、建築予定地を調査し、行政にも出向いて給水や下水、電柱などを確認することも欠かせません。

「契約図」のあとは、サブコンさんが作成した「施工図」で配管ルートなどを検討します。施工がスタートしたら、現場に出向いて収まりの調整をしたり、検査などを実施。図面上では収まっていても、「実際にやってみると厳しい」というケースもあるので、そこでしっかりと調整を行う必要性があります。そうした一連の業務を経て、最も達成感を覚えるのは「無事に竣工したとき」です。各フェーズでの調整などの苦労などが吹き飛び、全てが報われたと感じる瞬間です。また、以前に施工に携わった施主さんから「もう1棟、髙松建設で建てたい」というオファーを頂いたときは、大きな喜びと誇りを感じます。

産休・育休も、子育ても周りが温かく支援してくれる風土。

──「調整」の実務が多いイメージですが、具体的な事例を教えてください。

確かに、色々な局面で「調整」が求められます。設計中に変更があれば、設備も変わりますし、行政と打ち合わせをした後に決定が覆ることもあるため、そうしたときに「調整」が必要です。現場に入ってからは“収まり”の「調整」があります。たとえば、「数多いダクトを、天井内に収めたい」というケースであっても、「普通に配置したら、限られたスペース内には収まらない」ということが出てきます。そこで、私たちの出番です。ルートを変更したり、配置を変えたりするという微調整をすることで収まるようにします。実務の進め方としてはサブコンさんが作成してくれた「施工図」を見ながら、「壁の位置をこうしたら収まる」「照明を動かす」といった内容を相談しながら、施工図を書き直していくという流れです。

──髙松建設の働きやすさは、どんなときに感じますか?

小さい子どもが2人いるのですが、「保育園で急に体調を崩した」といったときには、迎えに行かなくてはなりません。そんなとき、どうしても仕事を中断することになるのですが周りが「子どもを優先してください」と、快く送り出してくれるといった風土が根付いているところです。上司も同僚も嫌な顔一つせず、全員がそういう温かい配慮をしてくれます。仕事もしっかりフォローしてくれるので、こうした社風は働きやすさに直接結びついていると感じます。

また、上の子どものときは1年半、2人目のときは2年の育休・産休を取得しました。休みに入る前、設計中だった物件の引き継ぎもスムーズに快く引き受けて「出産頑張ってね」と、応援の声をかけてくれたことを覚えています。お腹が大きい状態のときも、「無理しないように」と色々とサポートしてくれました。そうした背景があったので、復帰後に対しても懸念はゼロでした。復帰後も周囲の接し方は変わらず、安心して仕事に戻ることができました。

──最後に、どんな人と一緒に働きたいかを、一言お願いします。

「自分の意見を、しっかり言える方」だとうれしいですね。本音の部分で「何を考えているか?」を、お互いにわかった方がコミュニケーションはうまくいきます。新しく入った方だからこそ気づく違和感や改善点を、率直に共有してもらえるとうれしいです。違う意見だからといって引っ込めるのではなく、多面的な角度から物事をとらえることで、建設的な議論につながると思います。