資格取得の鍵になった、「同期たちと研鑽し合える環境」と「専任講師の講義」。

──1級建築施工管理技士はいつ取得されましたか?また、大変だったことを教えてください。
2025年1月に取得しました。受験資格が得られる最短のタイミングで取得できたことは、大きな達成感がありました。最も大変だったのは勉強時間の確保です。平日に時間を取るのは難しかったため、主に休日に集中して対策を進めました。1人だと集中力が途切れやすいため、日頃から親しい同期たちとカフェに集まり一緒に勉強していました。次に苦労したのは「資格を絶対取得する」というモチベーションの継続です。
学習意欲を高めるために「合格した後の未来」と「不合格の場合の未来」を想定したメモをスマートフォンに書き留めておきました。学ぶ時間があるのに行動できていないときは、そのメモを見返して自らを奮い立たせていました。ただ、最も原動力になったのは、「同期たちと研鑽し合える環境」だったと実感しています。
──資格取得に対し、どのようなサポートがありましたか?
月に1回本社にて、専門講師の講義を受けることができました。上司も資格取得に対して積極的に応援してくれる風土があります。講義では毎回テストが実施され、結果に対するフィードバックがありました。第二次検定の施工経験記述問題の対策では、1級建築施工管理技士の有資格者が、文章表現の改善点について具体的なコメントをしてくれます。選択式問題についても重要ポイントを明示した上で「確実に得点すべき箇所」を教えてもらえるため、重点を絞って対策を進めることができました。
──高校や大学の受験と、1級建築施工管理技士の勉強での違いをお聞かせください。
高校や大学の受験は、基本的に暗記が中心だったと感じています。一方で、配点が高い施工経験記述問題は、現場経験に基づき様々な問題に対応することが前提となるため、「その場での応用力」が要求されます。また、表現の仕方によっては採点者で解釈が分かれる可能性があるため、誰が読んでも正確に意図が伝わる文章を書くことが重要です。難易度が高い施工経験記述問題ですが、自身の現場経験に加え、会社の検定対策を通じて的確な文章力を習得できたことが、合格につながったと思います。
きめ細やかなサポートや激励。会社全体で応援する風土がある。

──制度面などで、「資格取得において助けられた」と感じたことはありますか?
検定直前には、上司から「第二次検定の前は、勉強の時間に充ててください」と有給休暇の取得を勧めていただき、検定前の数日間は学習に専念することができました。合格後は、願書の郵送費や受験費用が全額助成される制度に加え、会社から20万円の報奨金が支給されました。ともに励んだ同期5名も全員合格できたため、報奨金で焼肉店へ行き、皆で喜びを分かち合いました。また、願書・出願手続きのサポートも万全でした。第二次検定の出願では、上司の名前や施工してきた現場名・施工した建物の年月など、数多くある記載事項を詳細に記載する必要があります。不明点がある際には会社に問い合わせれば丁寧に教えてくれる体制が整っており、安心して出願できました。
──資格取得に対して、上司や先輩からはどのような応援の声がありましたか?
所長からは「年数を重ねると業務が忙しくなるから、若いうちに資格取得を頑張ってください」というアドバイスと、励ましの言葉をいただきました。軽やかな口調で伝えていただいたので、適度な期待として受け止めることができました。講習中には本部長や役員の方から直接激励の言葉をいただきました。また、フィードバックの際には紙面に「応援しています」というメッセージが書かれており、励みになりました。検定直前には、忘れ物や最終確認事項がまとめられたチェックシートが全員に配布されるなど、きめ細やかな配慮も印象に残っています。
──会社の検定対策が役立ったエピソードを教えてください。
研修での出題予想が本番で的中しました。第二次検定は品質管理・安全管理・工程管理の3分野から出題される傾向があり、年度によってテーマが変わります。受験した年は出題パターンが予測しづらい状況でしたが、講師の予想を信じて重点対策を行った結果、準備した内容を本番で存分に発揮できました。
次の目標は早期の所長就任。中学生のころに抱いた夢を、自らの手で形にする。

──1級建築施工管理技士を取得して、最も変化があったことは何ですか?
現場を見る視点が大きく変わりました。入社当初は先輩社員の指導通り、間違いがないように業務を進めることが私の役割だと考えていました。しかし、検定対策を通じて建築基準法などを学んだことで、「業務の意味を理解した上で推進する」という思考に変わりました。例えば鉄筋の追加施工において、以前は「先輩から指示を受け、追加の鉄筋を指定の場所に的確に配置すること」に力を注いでいました。それに対して現在は「強度や耐震性を確保するために必要であり、法律上不可欠な工程である」ということを深く理解して、現場管理にあたっています。一つひとつの工程への理解が深まり、背景にある法的根拠や意味を把握した上で、業務を推進できるようになりました。
心境の変化としては資格を取得したことで、「次のステップに進まなければならない」という意識が強まり、責任感や向上心が強くなっています。会社からの期待も寄せられるなかで、所長になるための第一歩を踏み出せたことが、大きなモチベーションにつながっています。
──今後の目標を教えてください。
上司の視座に追いつけるように現場を管理する力を養い、20代後半から30歳ごろには所長へ就任すること目指しています。もともと、私が建築業界を志したきっかけは、中学生のころに都会で新しいビル群が次々と建てられている光景を目の当たりにしたことでした。当社を選んだ理由も「早期に所長を目指せる環境で、かつて憧れたビルの建築を自らの手で手掛けたい」と考えたからです。当社が誇る「若手抜擢の風土」のもとで、着実にキャリアを積み上げていきたいです。